ママがいいパパの対応|子どもの気持ちと向き合う方法

「ママがいい!パパはいや!」

子どもにそう言われたとき、正直けっこうしんどいです。毎日仕事を頑張って帰ってきたのに、泣かれて拒絶される。そんな経験を重ねると、「自分は子どもに嫌われているのかも」と落ち込んでしまうこともあります。

うちでも1歳半ごろから「ママがいい!」が始まりました。お風呂も寝かしつけも歯磨きも、何をしてもママじゃないとダメ。妻も毎日フル稼働で疲れているのに、さらに負担をかけてしまっている申し訳なさもあって、どうすればいいのか分からなくなっていました。

ただ、子どもの発達について調べていくうちに、「ママがいい」は子どもが健全に育っているサインだと分かりました。パパを嫌いなのではなく、ちゃんとした理由がある行動です。

この記事では、子どもが「ママがいい」と言う心理的・生物学的な理由から、年齢別の特徴、パパが今日から実践できる具体的な対応方法まで、分かりやすく解説します。

ママの負担を減らしながら、パパとしての存在感をじっくり育てていく方法を一緒に考えていきましょう。

  1. 【結論】「ママがいい」はパパが焦る必要なし!正しい対応で親子関係は必ず改善する
    1. 「ママがいい」は子どもの正常な発達のサイン
    2. パパが今すぐできる3つの心がけ
  2. 「ママがいい」「パパいや」と言う理由とは?子どもの心理を理解しよう
    1. ママは子どもにとって最も安心できる存在だから
    2. 本能的にママを求める生物学的な理由
    3. 脳の急激な発達と人見知りが重なる時期
    4. イヤイヤ期が「ママがいい」を強める理由
    5. 「ママがいい」は愛情不足ではなくアタッチメント形成の証拠
  3. 「ママがいい」はいつからいつまで続くの?年齢別の特徴
    1. 【生後7ヶ月前後】人見知り・後追いとともに始まる
    2. 【1歳半〜2歳】イヤイヤ期でピークを迎える
    3. 【2〜3歳】少しずつ落ち着いてくる時期
    4. 【3〜6歳】自立心と甘えが混在する時期
  4. パパへのNG対応・OK対応を徹底解説
    1. 【NG対応①】「パパは嫌なんだって〜」とすぐ諦めてしまう
    2. 【NG対応②】子どもの拒絶を無視して強引に関わる
    3. 【NG対応③】ママを頼って育児から距離を置く
    4. 【OK対応①】子どもの「ママがいい」という気持ちをまず認める
    5. 【OK対応②】パパだけのルーティンや特別な体験をつくる
    6. 【OK対応③】ママと一緒にお世話して徐々にパパへバトンタッチする
  5. 年齢・シーン別!パパが実践すべき具体的な対処法
    1. 【0〜2歳】毎日のスキンシップとたくさんの話しかけを意識する
    2. 【3〜4歳】「パパがやると楽しい!」と感じる体験を増やす
    3. 【5〜6歳】安心感を与えながらパパ独自の役割をつくる
    4. 【保育園の送り迎え】スムーズに引き渡すための声かけのコツ
    5. 【お風呂・歯磨き・寝かしつけ】日常ルーティンをパパ担当にする
    6. 【外出時】パパと2人だけのお出かけを習慣にする
  6. 「ママがいい」でパパが落ち込んだときの気持ちの立て直し方
    1. 「パパが嫌い」ではなく「ママが大好き」なだけと考える
    2. 「ママがいい」は一時的なものと理解して長い目で見る
    3. パパにしかできない遊び・体験で子どもの心をつかむ
  7. ママができること|パパの育児参加を促すサポートの仕方
    1. ママがパパの話を子どもに積極的にする
    2. 「パパに頼んでみよう」とパパを立てる声かけをする
    3. パパが諦めそうなときにフォローと励ましを忘れない
    4. パパと子どもだけの時間をあえて作る
  8. 「ママがいい」に疲れ果てたママへのアドバイス
    1. ママがいつも選ばれる状況はママ自身の負担になる
    2. 「頼ってくれている」とポジティブに受け取る思考転換
    3. 自分の時間を確保するために周囲に頼ることも大切
  9. まとめ|「ママがいい」はいつか終わる!パパもママも焦らず向き合おう

【結論】「ママがいい」はパパが焦る必要なし!正しい対応で親子関係は必ず改善する

「ママがいい」は子どもの正常な発達のサイン

「ママがいい」という言葉を聞いて、多くのパパが「自分が嫌われているのかも」と感じてしまいます。でも、これは子どもの発達を理解すると、まったく違う景色に見えてきます。

「ママがいい」は、子どもが特定の人との愛着関係(アタッチメント)をきちんと形成できている証拠です。 心理学的には、これは非常にポジティブな発達のサインとして位置づけられています。子どもが誰かに強い愛着を持てるということは、その子が安心して感情を表現できている状態を意味します。

発達心理学の分野では、生後6〜8ヶ月ごろから特定の養育者への選択的愛着が始まるとされています。主に世話をする人を「安全基地」として認識し、そこへ向かう行動が強まるのです。日本の家庭では育児の中心になりやすいのがママであることが多く、結果として「ママがいい」という形で現れます。

パパとして焦る気持ちはよく分かりますが、子どもの脳と心が順調に育っているからこそ起きる現象です。まずはそう理解することが、正しい対応への第一歩になります。

パパが今すぐできる3つの心がけ

難しく考えすぎず、今日から始められる心がけを3つ押さえておきましょう。

  • 子どもの気持ちをまず言葉で受け止める(「ママがいいんだね」と認める)
  • 毎日少しでも子どもと関わる時間をつくる(5〜10分でも十分)
  • 子どもがリラックスしている場面でそっと寄り添う

大切なのは、量より質と継続です。週末だけ張り切って関わるより、毎日少しずつ積み重ねる方が子どもの安心感につながります。子どもは日々の小さなやり取りの中で、「パパはいつもいてくれる」と感じるようになります。

特に効果的なのが「就寝前の5分間」です。毎晩同じ時間にパパが声をかけるだけでも、ルーティンとして記憶されやすくなります。 慣れてきたら、絵本を読む、話を聞くなど少しずつ内容を増やしていけます。焦らず、子どものペースに合わせることが何より大切です。

「ママがいい」「パパいや」と言う理由とは?子どもの心理を理解しよう

ママは子どもにとって最も安心できる存在だから

子どもにとって、ママはどんな存在かを考えてみてください。お腹の中で10ヶ月を過ごし、生まれてから授乳・おむつ替え・抱っこと、最も多くの時間をともにしてきた人です。子どもの脳は「この人がいれば安全」という信号を繰り返し受け取り、ママを「最も安心できる存在」として強く記憶します。

パパが嫌いなわけではありません。ただ、脳内に記憶された「安心の源」がママに集中しているため、困ったとき・不安なとき・眠いときには自動的にママを求めるのです。これは理性や意思の問題ではなく、脳が学習した反応といえます。

本能的にママを求める生物学的な理由

「ママがいい」には生物学的な背景もあります。出産後のママの体内では、オキシトシン(愛着ホルモン)が大量に分泌されます。このホルモンの働きにより、ママは赤ちゃんのあらゆるサインに敏感に反応し、細やかなケアを自然に行えるようになります。

子どもの側でも、ママの体温・心拍音・においが胎児期から刷り込まれており、これらを感じることで安心感が得られます。つまり「ママがいい」は本能レベルでプログラムされた反応であり、パパの努力不足とは無関係です。 この事実を知るだけで、気持ちがずいぶん楽になります。

脳の急激な発達と人見知りが重なる時期

生後6〜8ヶ月ごろ、子どもの脳は急激な発達を迎えます。この時期に「見慣れた顔」と「見慣れない顔」を区別できるようになり、知らない人や普段あまり接しない人を見ると不安を感じるようになります。これがいわゆる「人見知り」です。

たとえ家族であっても、日中ほとんど顔を合わせていないパパは「あまり知らない人」として認識されることがあります。 これは悲しい話ではなく、子どもの脳が正常に機能している証拠です。裏を返せば、接触する機会を増やすことで認識は変わっていきます。

イヤイヤ期が「ママがいい」を強める理由

1歳半〜2歳ごろに訪れるイヤイヤ期は、「ママがいい」をより強く表現させる時期です。この時期の子どもは自己主張が発達し始め、「自分で決めたい」という欲求が急激に高まります。しかし言葉でうまく伝えられないため、感情が爆発しやすくなります。

このとき、子どもが最も感情を安心してぶつけられる相手はやはりママです。パパに対しては「慣れていない」「どこまで表現していいか分からない」という不確かさがあり、余計にママを求める行動が強まります。イヤイヤ期と「ママがいい」は、ある意味セットで理解しておくといいでしょう。

「ママがいい」は愛情不足ではなくアタッチメント形成の証拠

「もしかして愛情が足りていないのかも」と心配になるパパも多いですが、これは逆の解釈です。アタッチメント理論によれば、子どもが特定の人に強い愛着を示すのは、その人との間に十分な安心感が育まれている証拠とされています。

子どもが強くママを求めるのは、ママとの愛着が深い証明です。愛情不足の子どもは、むしろ誰にでもくっつく傾向があると言われています。 「ママがいい」と泣く子どもは、愛情をきちんと受け取って育っているといえます。

「ママがいい」はいつからいつまで続くの?年齢別の特徴

【生後7ヶ月前後】人見知り・後追いとともに始まる

「ママがいい」が最初に現れるのは、多くの場合、生後6〜8ヶ月ごろです。脳の発達により「顔の識別」ができるようになり、ママの顔とそれ以外を区別し始めます。この時期はパパが抱っこしようとするだけで泣き出すことも珍しくありません。

後追いもこの時期から始まります。ママがトイレに行くだけで泣いてしまうのも、同じメカニズムです。パパとしてできることは少なく感じるかもしれませんが、毎日声をかけ、顔を覚えてもらうことが大切な時期です。

【1歳半〜2歳】イヤイヤ期でピークを迎える

「ママがいい」のピークは1歳半〜2歳ごろとされています。自己主張が強まる時期と重なり、「ママじゃないとダメ!」という訴えが最も激しくなります。この時期にパパが諦めてしまうか、根気強く関わり続けるかで、その後の親子関係に大きな差が生まれます。

感情の爆発が激しく、パパが関わろうとするたびに拒絶されることも多い時期です。しかし、毎日同じように関わり続けることで、徐々に「パパもいてくれる」という安心感が育まれていきます。

【2〜3歳】少しずつ落ち着いてくる時期

2歳を過ぎると、言葉の発達とともに感情の表現も少し落ち着いてきます。まだ「ママがいい」は続きますが、パパとも遊べる場面が増えてくる時期です。この変化は非常に嬉しく、うちでも2歳3ヶ月ごろから「パパ!一緒にやろう!」と声をかけてくれる瞬間が増えてきました。

2〜3歳は「パパと一緒に遊ぶのは楽しい」と認識し始める重要な移行期です。遊び主体で関わる機会を積極的につくると、距離感が縮まりやすくなります。

【3〜6歳】自立心と甘えが混在する時期

3歳以降は「自分でやりたい」という自立心が強まります。「ママがいい」の頻度は下がりますが、疲れているときや怖いとき、甘えたいときには引き続きママを求めます。これは自立のプロセスとして自然な姿です。

パパとの関係性も、この時期になると遊び仲間・信頼できる大人として定着し始めます。「お父さんとどこか行きたい!」と子ども自身が言い出すのも、3〜4歳ごろから見られるようになります。 焦らず関わり続けてきた積み重ねが、ここで形になってきます。

パパへのNG対応・OK対応を徹底解説

以下の表で、よくある対応のNGとOKを整理します。

対応の種類 具体的な行動 子どもへの影響
NG対応① 「パパは嫌なんだって」とすぐ諦める パパへの回避傾向が強まる
NG対応② 拒絶を無視して強引に関わる 不安感・恐怖感が増す
NG対応③ 育児から距離を置く 関係構築の機会が失われる
OK対応① 「ママがいいんだね」と気持ちを認める 安心感につながる
OK対応② パパ独自のルーティンや体験をつくる パパへの期待と信頼が育まれる
OK対応③ ママと一緒にお世話して徐々に移行する 抵抗感なく関係を深められる

【NG対応①】「パパは嫌なんだって〜」とすぐ諦めてしまう

子どもに「ママがいい!」と言われたとき、「はいはい」と引いてしまうパパは多いです。でも、これを繰り返すと子どもは「パパに頼まないでいい」という学習をしてしまいます。拒絶された痛みからすぐ距離を取ってしまうのは気持ちとして分かりますが、それは関係改善の機会を自ら手放すことになります。

また、子どもの前で「パパは嫌なんだって」と口に出すのも避けたほうがいいです。大人は冗談でも、子どもはその言葉をそのまま受け取って「パパは嫌いでいいんだ」と思い込んでしまうことがあります。

【NG対応②】子どもの拒絶を無視して強引に関わる

反対に、「いつかは慣れるだろう」と強引に抱っこしたり、泣いているのに無理にお世話しようとするのも逆効果です。子どもの「嫌だ」「ママがいい」という感情は、その子にとってのリアルな気持ちです。それを無視されると、不安感と恐怖心が増してしまいます。

強引な関わりは、パパへのネガティブな印象を強める結果になりやすいです。子どもが「ノー」と言ったときは、一歩引きつつも近くにいる姿勢を保つのが正解です。

【NG対応③】ママを頼って育児から距離を置く

「どうせ自分じゃダメだから」と育児から手を引いてしまうのは、最も長期的にダメージが大きい対応です。関わらなければ子どもとの接触時間も経験も積み上がらず、関係は縮まるどころか広がり続けます。妻にとっても負担が一方的に集中するため、夫婦間の摩擦にもなりやすいです。

育児に参加できる場面は日常にたくさんあります。完璧にお世話をこなせなくていい。ただそこにいて、声をかけ続けることが積み重ねになります。

【OK対応①】子どもの「ママがいい」という気持ちをまず認める

一番シンプルで効果的なのが、気持ちを言葉で受け止めることです。「ママがいいんだね、そっか」と穏やかに言うだけで、子どもは「自分の気持ちが理解された」と感じます。この安心感が、パパへの抵抗感を少しずつ和らげる土台になります。

「そっかそっか、ママがいいんだね。パパもいるから安心してね」という声かけは、子どもの気持ちを認めながらパパの存在を伝えるベストバランスです。

【OK対応②】パパだけのルーティンや特別な体験をつくる

「パパと○○するのが楽しい」という記憶をつくることが、関係構築の近道です。毎朝一緒に散歩する、週末は公園でボール遊びをする、夜は一緒に絵本を読むなど、パパと結びついた体験を積み重ねることで「パパはいいことをしてくれる人」という印象が定着していきます。

ルーティンの強みは、継続することで子どもの予測可能性(「こうなるから安心」という感覚)が育まれることです。毎日同じことを繰り返すだけで、信頼感が積みあがっていきます。

【OK対応③】ママと一緒にお世話して徐々にパパへバトンタッチする

いきなりパパだけでお世話しようとすると子どもが不安になりやすいです。最初はママと一緒に関わって、徐々にパパが担当する時間を増やしていくと、子どもも自然に受け入れやすくなります。

たとえばお風呂なら、最初は3人で入って、慣れてきたらパパと2人でという移行ができます。「一緒に→少しずつ任せる」という段階的な移行が、子どもの安心感を守りながら関係を深める基本的な方法です。

年齢・シーン別!パパが実践すべき具体的な対処法

【0〜2歳】毎日のスキンシップとたくさんの話しかけを意識する

0〜2歳の子どもは、言葉より感覚で世界を理解しています。パパの声・体温・においが「安心できる刺激」として記憶されることが大切です。帰宅したらまず「ただいま」と声をかける、抱っこできなくても手を握る、話しかけながら隣に座るだけでも十分な関わりになります。

0〜2歳は特に「毎日顔を見せること」が最も重要です。週末だけの集中ケアより、平日でも5分間関わる方が効果的といえます。 記憶の蓄積が、後の信頼感の土台になります。

【3〜4歳】「パパがやると楽しい!」と感じる体験を増やす

3歳以降は遊びへの関心が高まる時期です。体を使った遊び(追いかけっこ・肩車・ボール遊び)や、少しスリルのある体験(高いところへ持ち上げる・外での冒険的な遊び)はパパならではの強みが発揮されやすい場面です。

「パパと遊ぶとすごく楽しい!」という体験が積み重なると、子どものほうからパパを求めるようになっていきます。この時期に関係が一気に変わる家庭も多く、うちでも3歳を過ぎてから「パパ遊ぼう!」が格段に増えました。

【5〜6歳】安心感を与えながらパパ独自の役割をつくる

5〜6歳になると、子どもはパパとママそれぞれの「専門性」を理解し始めます。「こういうことはパパに聞こう」という信頼が生まれる年齢です。得意なことを一緒にやる(料理・工作・スポーツ)、子どもが興味を持つことに一緒に取り組む、といった関わり方が効果的です。

5〜6歳は「パパの専門分野」を子どもに伝えるチャンスです。この時期にパパとの共有体験が増えると、小学生以降の関係構築が格段にスムーズになります。

【保育園の送り迎え】スムーズに引き渡すための声かけのコツ

保育園でのお別れは、子どもが最も「ママがいい!」を炸裂させやすい場面です。パパが送っていくと泣き叫ぶという状況はよくあります。このとき大切なのは、引き渡しをダラダラ長引かせないことと、明るく短く別れを告げることです。

「行ってくるね、またあとで迎えに来るよ」と笑顔で伝えたら、思い切って去ることが子どもの混乱を長引かせないコツです。保育士さんに引き継いだらすぐ離れる。最初は泣いても、慣れると切り替えが早くなってきます。

【お風呂・歯磨き・寝かしつけ】日常ルーティンをパパ担当にする

お風呂・歯磨き・寝かしつけは、毎日繰り返されるルーティンです。このいずれかをパパが担当することで、子どもは「この時間はパパ」という認識を自然に持ちます。最初は嫌がるかもしれませんが、1〜2週間継続すると多くの場合で慣れてきます。

ルーティン パパが担当するメリット 慣れるまでの目安
お風呂 体を動かしながらスキンシップできる 1〜2週間
歯磨き 毎日の短い関わりとして定着しやすい 3〜7日
寝かしつけ 安心・信頼感が育まれやすい 2〜3週間

最初に担当するなら歯磨きがおすすめです。短時間で完結するため子どもも受け入れやすく、毎日のルーティンとして定着させやすいです。 慣れてきたらお風呂、寝かしつけと範囲を広げていくと無理がありません。

【外出時】パパと2人だけのお出かけを習慣にする

家族全員での外出ではなく、パパと子どもだけの時間をつくることが関係構築に非常に効果的です。ママが隣にいない状況では、子どもはパパに頼るしかありません。最初は短時間(近所のコンビニ・公園)から始めて、慣れてきたらお出かけ先を広げていきます。

パパと2人で外出する経験を月2〜3回続けると、3ヶ月程度で子どもの反応に明らかな変化が出ることが多いです。 「パパと行ったあそこまた行きたい!」という言葉が出てきたら、関係が深まっているサインです。

「ママがいい」でパパが落ち込んだときの気持ちの立て直し方

「パパが嫌い」ではなく「ママが大好き」なだけと考える

「ママがいい!」の裏側にあるのは、パパへの嫌悪ではなくママへの強い愛着です。子どもがパパを拒絶しているように見えても、それは「パパが不要」という意味ではありません。単純に、今この瞬間に一番安心できる人を求めているだけです。

言葉を変換してみると気持ちが少し楽になります。「パパはいや」ではなく「ママが大好きで、今すぐママに会いたい」という意味として受け取ると、自分への攻撃として感じにくくなります。

「ママがいい」は一時的なものと理解して長い目で見る

「ママがいい」が続く時期には必ず終わりがあります。子どもの発達とともに、パパへの信頼は少しずつ、でも確実に育まれていきます。 焦って結果を求めても、子どもの発達のペースは変わりません。

長い目で見ることができると、日々の小さな変化に気づきやすくなります。「昨日は嫌がったのに今日は手をつないでくれた」「パパに話しかけてくれた」という積み重ねを喜べるようになると、育児が少し楽しくなります。

パパにしかできない遊び・体験で子どもの心をつかむ

落ち込んだときほど、自分の得意なことで子どもと関わるのが効果的です。パパ特有の遊び方(ダイナミックな体遊び・工作・外遊び)は、ママとは違う体験を子どもに提供できます。この「違い」が子どもにとっての魅力になります。

研究によれば、パパとの遊びは社会性・問題解決能力・感情調整能力の発達に特有の影響を与えるとされています。 ママとは異なる関わり方を持つパパの存在自体が、子どもの発達にとってプラスです。自信を持って関わり続けましょう。

ママができること|パパの育児参加を促すサポートの仕方

ママがパパの話を子どもに積極的にする

子どもはパパと離れている時間でも、ママを通じてパパの存在を感じることができます。「パパ今日お仕事頑張ってるね」「パパ帰ってきたら一緒にやろうよ」という声かけが、子どもの中でパパへのポジティブなイメージを育てます。

パパへの話題をさりげなく日常に盛り込むことが、パパとの愛着形成を間接的にサポートする役割を果たします。これは特別なことをする必要はなく、日常会話の中で自然に話すだけで十分です。

「パパに頼んでみよう」とパパを立てる声かけをする

子どもが何かを求めてきたとき、「パパに頼んでみて」と促す場面をつくることも効果的です。パパを頼れる存在として子どもが認識するきっかけになります。ここで大切なのは、子どもの前でパパを否定する言葉を言わないことです。

「パパに聞いてみよう」「パパ、○○してあげて」という声かけを週数回意識するだけで、子どものパパへの接触機会が増えていきます。 小さな習慣の積み重ねが、子どもの認識を変えていきます。

パパが諦めそうなときにフォローと励ましを忘れない

「ママがいい」が続くと、パパは消耗します。ただ関わるだけでなく、繰り返し拒絶されながら関わり続けることはエネルギーを使います。そんなときに、妻からの一言が大きな支えになります。

「ありがとう、諦めないでくれて嬉しい」「最近○○のとき懐いてきてるよ」など、パパの頑張りを具体的に認める言葉が、育児継続のモチベーションを支えます。 夫婦で一緒に乗り越えるものとして共有できると、より関係も安定します。

パパと子どもだけの時間をあえて作る

意識的にパパと子どもだけの時間を設けることが、関係構築を大きく加速させます。ママが意図的にその場を離れることで、子どもがパパに頼る状況をつくれます。最初は短時間でも、繰り返すことで子どもの順応力は確実に上がっていきます。

これはママのリフレッシュ時間にもなり、一石二鳥です。無理のない範囲で月に数回から始めてみるのがおすすめです。

「ママがいい」に疲れ果てたママへのアドバイス

ママがいつも選ばれる状況はママ自身の負担になる

子どもから常に求められる状況は、愛情を感じる一方で、体力・精神力ともに大きな消耗を引き起こします。「離れると泣く」「パパじゃダメ」という状況が続くと、自分だけが育児を背負っているように感じることもあります。それは事実として疲弊しやすい状況です。

「ママがいい」が続く場合のリスク 具体的な影響
身体的疲労の蓄積 十分な休息が取れず体調を崩しやすい
精神的消耗 「逃げ場がない」という感覚が強まる
夫婦関係への影響 育児負担の偏りが摩擦の原因になりやすい
自己時間の喪失 自分のための時間がゼロになる

この状況を放置してしまうと、ママ自身のメンタルヘルスにも影響します。疲れを感じているのは甘えでも弱さでもなく、当然の反応です。

「頼ってくれている」とポジティブに受け取る思考転換

発想の転換として、「ママがいい」を「一番信頼されている証」として受け止める視点があります。子どもが全力でぶつかってこられるのは、その関係が安心の基地になっているからです。

「また私にばかり…」と感じたとき、一度深呼吸して「この子はわたしを一番の安全地帯にしてくれている」と言い換えてみることが、消耗を少し和らげるきっかけになることがあります。 もちろん、これだけで疲れが消えるわけではありません。あくまで気持ちの補助として取り入れてみてください。

自分の時間を確保するために周囲に頼ることも大切

「ママがいい」状態が続く中でもセルフケアは必須です。パパ・祖父母・保育士・地域のサポートを積極的に活用して、自分だけの時間をつくることを遠慮しないでください。

  • 週1回、1〜2時間だけパパに任せてひとりの時間をつくる
  • 祖父母に預ける機会を意識的に設ける
  • 地域の一時保育・ファミリーサポートを利用する

「子どもを預けて休む」ことへの罪悪感を感じやすいのも、ママが特に感じやすい感情です。でも、休息をとったママの方が、子どもへの余裕ある関わりができます。自分を整えることが子どもへの最善のケアにもつながります。

まとめ|「ママがいい」はいつか終わる!パパもママも焦らず向き合おう

「ママがいい」は子どもの正常な発達のサインであり、愛着形成がうまくいっている証拠です。パパへの嫌悪ではなく、ママへの強い愛情の表れとして理解することが、正しい対応の出発点になります。

子どもの発達には個人差がありますが、関わり続けることで親子関係は必ず変化します。拒絶されても諦めずに毎日関わり続けたパパは、確実に子どもの中に信頼の記憶として積み上がっています。うちでも、あれほど「ママがいい!」と泣いていた子が、今は「パパと行く!」と言ってくれるようになりました。

パパは焦らず、今日できることを一つだけやってみてください。声をかける、手を握る、隣に座る。それだけで十分なスタートです。

ママも、一人で抱え込まずにパパを頼りながら、自分自身のケアも忘れないでください。夫婦で同じ方向を向いて関わることが、子どもにとっても最も安心できる環境をつくります。「ママがいい」の時期はいつか必ず終わります。その日を楽しみに、今日も一緒に向き合っていきましょう。

パパ育

6歳と0歳の2児のパパ。妻と一緒に試行錯誤しながら子育て中。子どもの遊び・食事・しつけについて日々勉強しながら、同じパパ・ママに役立つ情報を発信しています。「育児に正解はない」をモットーに、リアルな経験をもとに記事を書いています。

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