離乳食食べない疲れたときに読む:原因と今日からできる対処法

離乳食を一生懸命作ったのに、口を開けてくれない。スプーンを向けると顔を背ける。毎日続けているのに全然食べてくれない…そんな日々が続いて、「もう疲れた」と感じているパパ・ママは、決して少なくないと思います。

わが家も離乳食の時期は本当に苦労しました。妻と交代で何度も試みて、それでもダメで、夜に二人で「どうしたらいいんだろう」と話し合ったこともあります。離乳食を食べてもらえないと、栄養は足りているのか、成長に影響が出るのではないかと心配になるのは当然のことです。

この記事では、離乳食を食べてくれなくて疲れているパパ・ママに向けて、原因から月齢別の対策、今日からすぐ試せる対処法まで、具体的にまとめています。

「何かが間違っているのかも」と自分を責めている方にこそ、最初の章から読んでみてください。まず知ってほしいのは、頑張りすぎなくていいということです。

  1. 離乳食を食べなくて疲れたときの結論:頑張りすぎなくて大丈夫
    1. 離乳食を食べなくても赤ちゃんは育つ
    2. まずはママ・パパ自身を休ませることが最優先
    3. 「食べない」は多くのママが通る道である
  2. 離乳食を食べなくて疲れた…よくある悩みとその原因
    1. なぜ離乳食を食べてくれないのか?主な原因5つ
    2. お腹が空いていない・授乳とのバランスが合っていない
    3. 食べ物の味・食感・硬さが合っていない
    4. スプーンや食器への抵抗感がある
    5. 体調不良や気分が優れないとき
    6. 食事に集中できる環境が整っていない
  3. 【月齢別】離乳食を食べない原因と対策
    1. 離乳初期(5〜6ヶ月)食べない原因と対策
    2. 離乳中期(7〜8ヶ月)食べない原因と対策
    3. 離乳後期(9〜11ヶ月)食べない原因と対策
    4. 離乳完了期(12〜18ヶ月)食べない原因と対策
  4. 疲れたときにすぐ試せる!離乳食を食べてもらうための対処法
    1. 離乳食をいったんお休みする・無理強いをやめる
    2. ベビーフード(市販品)に頼ってみる
    3. 食材の味付け・硬さ・形状を見直す
    4. 食事の時間帯・場所・食器を変えてみる
    5. 授乳のタイミングや回数を見直す
    6. 手づかみ食べやつかみ食べを取り入れる
    7. 大人も一緒に食卓を囲んで楽しい雰囲気を作る
    8. 家族やパートナーに離乳食をあげてもらう
    9. ひと口食べたら思いきり褒める
  5. ママ・パパの気持ちが楽になる考え方と心のケア
    1. 「食べない」を個性として受け入れてみる
    2. イライラや焦りが赤ちゃんに伝わる前に気分転換を
    3. 一喜一憂しない・子どものペースを信じる
    4. 周りの人や育児相談サービスに頼ってみる
    5. 疲れたらパートナーと役割分担をする
  6. 離乳食を食べないときの栄養面の不安を解消する
    1. 体重が毎月増えていれば基本的に大丈夫
    2. 母乳・ミルクでの栄養補給が多い時期は焦らなくていい
    3. 食べない時期に不足しがちな栄養素(特に鉄分)への対策
    4. こんな症状があるときは専門家・病院へ相談を
  7. 離乳食を食べないときのよくある質問(Q&A)
    1. Q:離乳食を全然食べないが、無理に食べさせた方がいい?
    2. Q:急に離乳食を食べなくなったのはなぜ?
    3. Q:ミルク・母乳だけで栄養は足りている?
    4. Q:同じ食材ばかり食べて食材の種類が増えない場合は?
    5. Q:離乳食を食べないことがストレスで限界を感じたら?
  8. まとめ:離乳食を食べなくて疲れたら、まず肩の力を抜こう

離乳食を食べなくて疲れたときの結論:頑張りすぎなくて大丈夫

離乳食を食べなくても赤ちゃんは育つ

「食べてくれない=成長できない」と思ってしまいがちですが、離乳食初期〜中期は、栄養のメインはまだ母乳やミルクです。食べないからといって、すぐに体に悪影響が出るわけではありません。

離乳食は「食事の練習」という側面が大きい時期です。特に生後5〜8ヶ月ごろは、食べることそのものに慣れることが目的であり、食べた量で栄養を補う段階にはまだ入っていません。体重が月齢に合わせて少しずつ増えているなら、まずはそれだけで十分といえます。

まずはママ・パパ自身を休ませることが最優先

離乳食に疲れたと感じているなら、その疲れ自体が「ちょっと立ち止まってほしいサイン」だと思ってください。毎日3回の離乳食を手作りしていれば、それだけで1日の大半の時間と体力が奪われます。

焦りや疲弊を感じながら食べさせようとすると、赤ちゃんもその雰囲気を敏感に感じ取ります。結果として「食事=緊張する場面」というイメージが定着してしまうこともあります。まず自分たちが少し休める状況を作ることが、結果的に赤ちゃんのためにもなります。

「食べない」は多くのママが通る道である

離乳食を食べてくれないのは、特別な問題ではなく、育児における非常にありふれた経験のひとつです。厚生労働省の調査でも、離乳食に関する悩みのトップは「食べる量が少ない・食べてくれない」が毎回上位に入っています。

SNSで元気に食べている赤ちゃんの写真ばかりを見ていると、「うちだけがダメなのかも」と感じてしまうかもしれません。でも実際には、毎日試行錯誤している家庭がほとんどです。「食べない時期がある」は、子育ての普通の一部だと知っておくだけで、少し気持ちが楽になることがあります。

離乳食を食べなくて疲れた…よくある悩みとその原因

なぜ離乳食を食べてくれないのか?主な原因5つ

食べてくれない理由には、いくつかのパターンがあります。まず代表的な原因を整理しておきましょう。

  • お腹が空いていない(授乳とのタイミングが合っていない)
  • 食材の味・食感・硬さが月齢や好みに合っていない
  • スプーンや食器への違和感・抵抗感がある
  • 体調不良や機嫌が悪いタイミングに当たっている
  • 食事に集中できる環境になっていない

これらは単独で起こることもあれば、複数が重なることもあります。「なんで食べてくれないの?」と感じたとき、一度このリストに照らし合わせてみると、原因が見えやすくなります。どれかひとつ変えるだけで、急に食べてくれるようになることも珍しくありません。

お腹が空いていない・授乳とのバランスが合っていない

離乳食の直前に母乳やミルクを飲んでいれば、当然お腹いっぱいで食べません。離乳食は空腹のタイミングに合わせるのが基本ですが、授乳を減らしすぎると赤ちゃんが不機嫌になるという難しさもあります。

理想は、離乳食を授乳の前に出すことです。ただし空腹で機嫌が悪くなるほど待たせる必要はありません。少し空腹感がある状態でテーブルに座らせるイメージで調整してみてください。

食べ物の味・食感・硬さが合っていない

大人が「おいしそう」と思う食べ物でも、赤ちゃんには味が濃すぎたり、硬すぎたり、なめらかすぎたりすることがあります。特に離乳初期は、水分量が多く舌でつぶせるほどの柔らかさでないと、うまく飲み込めないことがあります。

味についても、素材そのものの風味が強い場合(ほうれん草の苦みや魚の風味など)、まだ受け入れられないこともあります。好みの偏りは個人差が非常に大きいため、「これを食べてくれた」という成功体験を少しずつ積み重ねていくのが現実的な対策です。

スプーンや食器への抵抗感がある

金属製のスプーンが冷たくて嫌、食器の色や形が気になる、そういった感覚的な理由で食べない赤ちゃんもいます。プラスチック製や木製のスプーンに替えただけで食べるようになったという話は、育児サポートの場でよく聞く事例です。

赤ちゃんは感覚に非常に敏感で、口に入るものに対して本能的に慎重になります。スプーンの素材・形・大きさを変えてみることは、手間もほとんどかからず試しやすい対策のひとつです。

体調不良や気分が優れないとき

歯が生え始める時期は、歯茎が敏感になって食欲が落ちることがあります。風邪や発熱のときも同様です。体調に起因する拒否の場合は、無理に食べさせることは得策ではありません。

こういうときは離乳食を無理に進めず、消化しやすいものを少量だけ出す、または休む判断をしてよいでしょう。体調が戻れば食欲も戻ることがほとんどなので、焦らず様子を見ることが大切です。

食事に集中できる環境が整っていない

テレビがついている、おもちゃが目の前にある、室温が暑すぎる・寒すぎる、こういった環境的な要因も食べない原因になります。赤ちゃんは興味の対象が目に入ると、食事より気が散りやすいものです。

食事の場所を落ち着いた環境に整えるだけで、食べる量が変わることがあります。特に兄弟姉妹がいる家庭では、上の子の動きが気になって食事に集中できないケースも見られます。

【月齢別】離乳食を食べない原因と対策

離乳初期(5〜6ヶ月)食べない原因と対策

離乳初期はそもそも「食べない」が普通に近い状態です。スプーンを口に入れること自体が初めての体験なので、飲み込む動作がうまくできず、口からぽろぽろと出てきてしまうことも頻繁にあります。

よくある原因 対策の例
飲み込み方がまだわからない とろとろのペースト状にする。水分量を増やす
スプーンへの慣れ不足 まず口に近づけるだけから始める
お腹が空いていない 授乳の30分〜1時間前に離乳食を出す
食材が合わない お米のおかゆから始め、慣れたら野菜に進む

この時期は「食べた量」より「食べる行為に慣れること」を目標にするのが基本的な考え方です。1〜2さじで十分。食べなくても、スプーンを口の近くに持っていけただけでよしとする感覚が大切です。

完全に拒否している日は無理に続けず、翌日また試してみれば問題ありません。焦りが出ると子どもに伝わるので、機嫌のよい時間帯を選んで、短時間で切り上げるようにしましょう。

離乳中期(7〜8ヶ月)食べない原因と対策

離乳中期になると、食材の硬さや形状への好みが出始めます。舌でつぶせる固さ(豆腐くらい)が目安ですが、それより少し硬いと急に食べなくなることがあります。

よくある原因 対策の例
食材の硬さが合っていない もう一度ペースト状に戻してみる
食材のバリエーションが単調 新しい野菜を少量混ぜてみる
授乳が多くお腹が空かない 授乳のタイミングと離乳食の時間帯を調整する
食事の時間が決まっていない 毎日同じ時間に出す習慣をつける

この時期から2回食に移行する目安ですが、食べていない状態で無理に2回食に進める必要はありません。しっかり1回でも食べられるようになってから、少しずつ増やしていくほうが赤ちゃんへの負担が少ないです。

食材の種類を増やすことも大切な時期ですが、食べない日に無理して種類を増やそうとしなくてもよいでしょう。好きな食材を中心に、少しずつ新しいものを加えていく流れがストレスを減らすコツです。

離乳後期(9〜11ヶ月)食べない原因と対策

離乳後期になると、自分で食べたい・触りたいという意欲が出てくる時期です。スプーンで食べさせようとすると嫌がり、手づかみにするとよく食べるケースが増えてきます。

よくある原因 対策の例
自分で食べたい意欲が出てきた 手づかみできるサイズ・形状にする
食材の硬さに飽きてきた 歯茎でつぶせる硬さのものを増やす
食事量が増えて食べきれない 量を少し減らして完食体験を作る
機嫌が悪いタイミングに食事が重なる 昼寝後など機嫌のよい時間帯に調整する

この時期の「食べない」は、退行ではなく成長のサインであることも多いです。自我が出てきた証拠として受け取ることができれば、少し気持ちが楽になります。手づかみ食べは汚れるので大変ですが、食べる意欲そのものは育ちやすくなります。

食卓の下にシートを敷いて汚れ対策をするだけで、気持ちに余裕が生まれることがあります。わが家では食事用のエプロンと床シートが必須アイテムでした。

離乳完了期(12〜18ヶ月)食べない原因と対策

1歳を過ぎると、食事の好き嫌いがはっきりしてきます。昨日まで食べていたものを突然食べなくなる「食べムラ」が出てくるのもこの時期の特徴です。

よくある原因 対策の例
食べムラが激しい 食べた日を記録して傾向を把握する
食の好みがはっきりしてきた 好きな食材をベースに少しずつ幅を広げる
おやつや間食の影響 おやつの量・タイミングを見直す
大人の食事と見た目が違いすぎる 大人の食事から取り分けられるものを増やす

この時期は「食べる量」よりも「一緒に食卓を囲む習慣」を大切にすることが長い目で見て効果的です。毎回食べ切らなくてもよく、楽しい食事の雰囲気を積み重ねることが、食への関心を育てていきます。

1歳以降の食べムラは、多くの場合一時的なものです。成長曲線が正常範囲にあれば、食べない日が続いても深刻に考えすぎなくて大丈夫です。

疲れたときにすぐ試せる!離乳食を食べてもらうための対処法

離乳食をいったんお休みする・無理強いをやめる

疲れているとき、まず試してほしいのが「いったん休む」という選択です。無理に続けることで赤ちゃんが「食事=嫌なもの」と学習してしまうリスクがあります。

1〜2日離乳食を休んでも、健康への影響はほとんどありません。休んだあとに再開すると、拍子抜けするくらいあっさり食べてくれることもあります。「やめる」ではなく「ちょっと間を置く」という感覚でよいでしょう。

ベビーフード(市販品)に頼ってみる

市販のベビーフードは「手抜き」ではなく、立派な育児の選択肢です。月齢に合わせて作られており、栄養バランスも配慮されているため、毎日使っても問題ありません。

疲れているときほど手作りにこだわると、準備の負担がストレスに変わります。市販品を使いながら休息を取ることで、心の余裕が戻ってくることがあります。国内メーカーの製品であれば品質管理も厳しいので、安心して使えます。

食材の味付け・硬さ・形状を見直す

「昨日まで食べていたのに」というときは、食材の状態が変わっていないか確認してみてください。同じ食材でも、硬さや水分量がわずかに変わるだけで食べなくなることがあります。

だしを少し足す・かぼちゃなど甘みのある野菜と混ぜるといった工夫が、食べやすさを高める定番の方法です。特に野菜の苦みが気になる場合は、かぼちゃやさつまいもをベースにすると受け入れやすくなります。試行錯誤が続く時期ですが、食べてくれた組み合わせをメモしておくと後が楽になります。

食事の時間帯・場所・食器を変えてみる

毎日同じ時間に、同じ場所で、同じ食器を使っていても食べない場合は、環境ごと変えてみることも選択肢のひとつです。ベランダや庭に出て外で食べてみると、気分が変わって食べることもあります。

食器の色や形を変えるだけで食いつきが変わることもあります。赤ちゃんは視覚的な刺激にも敏感なので、「新しいもの」への好奇心が食欲に繋がることがあるためです。

授乳のタイミングや回数を見直す

離乳食の直前1〜2時間以内に授乳をしていると、お腹が空かずに食べないケースが多いです。授乳のタイミングを離乳食の後にずらすだけで、食べる量が増えることがあります。

急に授乳を減らすと赤ちゃんもパパ・ママも辛くなるので、少しずつ間隔を調整していくのが現実的です。焦らず1週間単位で様子を見ながら調整していきましょう。

手づかみ食べやつかみ食べを取り入れる

スプーンで食べさせようとすると嫌がる赤ちゃんでも、自分で手を伸ばして食べる手づかみ食べなら喜んで食べることがあります。手づかみ食べは食べる意欲と手指の発達を同時に促す行為であり、積極的に取り入れてよい方法です。

軟飯のおにぎり、野菜スティック、蒸した芋など、手で持ちやすい形にするだけで準備できます。汚れは大変ですが、食事の時間を楽しんでいる様子を見ると、それまでの苦労が少し報われる気がします。

大人も一緒に食卓を囲んで楽しい雰囲気を作る

赤ちゃんは大人の行動をよく見ています。大人がおいしそうに食べている姿を見て、「自分も食べてみよう」という気持ちになることがあります。

可能であれば、パパ・ママも同じタイミングで食事をしながら食卓を囲むことで、食事の時間が「楽しい時間」という印象につながります。一人で食べさせようとする場面を減らすだけで、雰囲気が変わることがあります。

家族やパートナーに離乳食をあげてもらう

同じ食事でも、食べさせてくれる人が変わると食べることがあります。特に毎日一人で離乳食を担当している場合、パートナーや祖父母に交代してもらうと拍子抜けするほど食べることがあります。

不思議に思うかもしれませんが、これは本当によくある話です。わが家でも、妻が頑張っても食べなかったのに、自分があげるとあっさり食べた経験があります。逆もありました。担当を固定せずに交代することで、食べてくれる確率が上がる場合があります。

ひと口食べたら思いきり褒める

食べてくれたことをしっかり喜ぶのは、シンプルですが効果的なアプローチです。「おいしいね!」「すごいね!」と明るくリアクションすることで、食事の時間がポジティブな体験として記憶されやすくなります。

ただし、義務感からの演技では伝わりにくいので、疲れているときは無理に元気を出さなくても大丈夫です。ほんの少し表情を柔らかくするだけでも、赤ちゃんには伝わります。

ママ・パパの気持ちが楽になる考え方と心のケア

「食べない」を個性として受け入れてみる

食への関心が薄い赤ちゃんもいれば、何でもよく食べる赤ちゃんもいます。この違いは親の努力の差ではなく、赤ちゃんが持って生まれた個性や気質によるところが大きいです。

「食べない子」であっても、それは育て方の失敗ではありません。食への興味は発達の中で後から出てくることも多く、幼稚園・小学校に上がるころにはよく食べるようになったという話は珍しくないのです。長い目で見る視点を持つことが、今の苦しさを少し和らげてくれます。

イライラや焦りが赤ちゃんに伝わる前に気分転換を

食べてくれない時間が続くと、どうしてもイライラや焦りが出てきます。それは自然な感情ですし、責める必要はまったくありません。ただ、その感情が表情や声に出ると赤ちゃんが緊張してしまうため、食事前に一度リセットする習慣を持つことが助けになります。

深呼吸をする、席を少し離れてひとりの時間を作る、好きな音楽をかけてから食事にする、といった小さな気分転換を挟むだけでも違います。「食べてくれなくてもいっか」と思えるくらい心の余裕があると、その場の空気が変わります。

一喜一憂しない・子どものペースを信じる

今日食べてくれたからといって、明日も食べてくれるとは限りません。逆もしかりです。食べる量や好みは日によって大きく変動するのが赤ちゃんの特徴なので、毎日の結果に一喜一憂すると心が疲弊してしまいます。

「今日は食べなかった。それだけのこと」と記録として受け止めるくらいの距離感が、長く続けるうえで大切です。週単位・月単位で全体を見渡したとき、少しずつ変化していることに気づくことが多いです。

周りの人や育児相談サービスに頼ってみる

悩みを一人で抱えず、誰かに話すだけでも楽になることがあります。自治体の育児相談窓口、かかりつけの小児科、地域の子育てセンターなど、相談できる場所は以前よりずっと増えています。

「大したことじゃないかも」と思わずに相談してみてください。専門家に話すと、自分では気づいていなかった原因や改善策が見つかることもあります。オンラインで相談できるサービスも増えているので、外出が難しいときにも活用できます。

疲れたらパートナーと役割分担をする

離乳食の準備・食べさせる・後片付けをすべて一人でやっていると、体力的にも精神的にも限界が来ます。役割を分担することで、一人ひとりの負担を減らし、お互いに余裕を持って関われるようになります。

たとえば「平日の夜はパパが担当」「週末の昼食は一緒に準備する」など、無理なく続けられる分担を二人で話し合って決めるのがよいでしょう。どちらかだけが頑張る状況は、長く続けるうえでのリスクになります。二人で取り組む構造が、家全体のゆとりを守ることに繋がります。

離乳食を食べないときの栄養面の不安を解消する

体重が毎月増えていれば基本的に大丈夫

栄養が足りているかどうかを判断する最もシンプルな指標が体重の推移です。母子健康手帳にある成長曲線を参考に、体重が月齢に合わせて増加していれば、離乳食を少ししか食べていなくても栄養的には問題ない場合がほとんどです。

毎月の乳幼児健診で体重を確認してもらえるので、気になるときは健診のタイミングで医師に相談するとよいでしょう。体重の増えが緩やかでも、曲線内に収まっていれば通常は心配いりません。

母乳・ミルクでの栄養補給が多い時期は焦らなくていい

生後12ヶ月ごろまでは、母乳やミルクが栄養の大きな割合を占めています。離乳食をほとんど食べない時期でも、授乳が続いていれば必要なカロリーと栄養素の多くはカバーされています。

「離乳食ゼロでも母乳があるから大丈夫」と割り切れるかどうかは、心の余裕に大きく影響します。食事で取れない分を授乳で補っている、くらいの感覚で構えておくと、食べない日も少し楽に過ごせます。

食べない時期に不足しがちな栄養素(特に鉄分)への対策

離乳食が進まない時期に特に意識したい栄養素が鉄分です。生後6ヶ月を過ぎると、母乳だけでは鉄分が不足しやすくなります。鉄分は脳の発達にも関わるため、積極的に取り入れたい栄養素のひとつです。

鉄分を含む食材 取り入れやすい工夫
レバー(鶏・豚) ペーストにして他の食材と混ぜる
赤身の魚(まぐろ・かつお) すりつぶしておかゆに混ぜる
ほうれん草 細かく刻んで他の野菜と合わせる
豆腐・大豆製品 やわらかく調理しやすく使いやすい
鉄分強化ベビーフード 市販品でも鉄分補強のものが多い

鉄分は特にレバーや赤身の魚に多く含まれており、離乳食に少しずつ取り入れるのが有効です。市販のベビーフードの中にも鉄分強化タイプのものが増えているので、うまく活用してみてください。

鉄分不足の兆候として、顔色が白い・疲れやすそう・食欲がない状態が続くといったことが挙げられます。気になる場合は小児科で血液検査を受けてみることも選択肢のひとつです。

こんな症状があるときは専門家・病院へ相談を

食べない状態が続いていても、多くは時間の経過とともに改善していきます。しかし、以下のような状況が重なる場合は医療機関への相談を検討してください。

  • 体重が全く増えていない、または減っている
  • 水分(母乳・ミルク・お茶)も取れていない
  • 明らかに元気がなく、ぐったりしている
  • 2週間以上にわたってほぼ何も食べない状態が続いている

上記のような状態は、消化器系の問題や他の疾患が関わっている可能性もあります。「大げさかな」と思っても、小児科に相談することを迷わずに行動してください。専門家の視点で見てもらうだけで、不安がずっと軽くなります。

離乳食を食べないときのよくある質問(Q&A)

Q:離乳食を全然食べないが、無理に食べさせた方がいい?

無理に食べさせることは、基本的にお勧めしません。無理やり口に入れると、食事そのものへの嫌悪感が形成されるリスクがあります。「食べなければ食べさせなくてよい」というくらいの構えで、食事を穏やかな時間にすることを優先してください。

ひと口でも食べたら十分と考え、量にこだわらず食卓に座る習慣を続けることが、長い目で見ると食べる力を育てることに繋がります。

Q:急に離乳食を食べなくなったのはなぜ?

急に食べなくなる原因としてよくあるのは、体調の変化・歯茎のむずがゆさ・食材への飽き・食事環境の変化などです。先週まで食べていたのに突然食べなくなった、という場合は、まずこれらの要因を一つひとつ確認してみてください。

特に歯が生え始める時期(生後6〜8ヶ月ごろ)は、歯茎が敏感になって食べにくくなることがよくあります。冷やした歯固めを使って歯茎を落ち着かせてから食事を試してみると効果的なこともあります。

Q:ミルク・母乳だけで栄養は足りている?

生後6ヶ月ごろまでは母乳・ミルクで多くの栄養を補えますが、それ以降は鉄分やビタミンDなど、母乳だけでは補いにくい栄養素も出てきます。ただし完全に「足りない」わけではなく、あくまで「補いたい」レベルのものが多いです。

体重の増加が正常であれば、短期間ミルク・母乳中心になっても問題はありません。気になるようであれば、健診や小児科で栄養相談をしてみることをお勧めします。

Q:同じ食材ばかり食べて食材の種類が増えない場合は?

好きな食材に固執する時期は、多くの赤ちゃんに見られます。その食材を「入り口」にして、少しずつ別の食材を混ぜて慣らしていく方法が有効です。

たとえばかぼちゃが好きな赤ちゃんなら、かぼちゃのペーストに少量の人参を混ぜて出してみる、という形で少しずつ幅を広げていきます。急に種類を増やそうとすると拒否が強くなりやすいので、焦らず「1種類ずつ」を心がけてください。

Q:離乳食を食べないことがストレスで限界を感じたら?

限界を感じているなら、それは本物の疲れのサインです。そういうときは離乳食を一時休止してよいですし、ベビーフードに全面的に頼っても問題ありません。

誰かに相談することも大切です。自治体の育児相談、助産師外来、子育て支援センター、オンラインの育児相談サービスなど、話を聞いてくれる場所は各地にあります。「こんなことで相談していいのか」と思わずに、気軽に頼ってみてください。一人で抱え込まないことが、一番の解決策になることも多いです。

まとめ:離乳食を食べなくて疲れたら、まず肩の力を抜こう

離乳食を食べてくれなくて疲れた、という気持ちはとても正直な感情です。毎日一生懸命作って、工夫して、それでも食べてくれない日が続けば誰でも消耗します。まず、そこまで頑張っている自分たちを認めてあげてください。

この記事でお伝えしたことをまとめると、「食べない」には必ず理由があり、月齢ごとに原因と対策が異なること、そして焦りや疲れは赤ちゃんにも伝わるため、まずパパ・ママ自身が休むことが大切だということです。

栄養面については、体重が成長曲線の範囲内で増えていれば基本的に心配いりません。母乳やミルクがある間は、少し食べない時期があっても大きな問題になることはほとんどないといえます。

今日試せることとしては、ベビーフードに頼ること、食事の担当をパートナーと交代すること、手づかみ食べを取り入れること、いったん休んでみることなど、小さな変化から始めてみてください。

「食べるようになる日は必ず来る」というのは、育児を先に経験した多くの人が言うことです。今が一番しんどい時期かもしれませんが、この先ふりかえったときに「そんな時期もあったね」と思える日が来ます。焦らず、二人で、自分たちのペースで進んでいきましょう。

パパ育

6歳と0歳の2児のパパ。妻と一緒に試行錯誤しながら子育て中。子どもの遊び・食事・しつけについて日々勉強しながら、同じパパ・ママに役立つ情報を発信しています。「育児に正解はない」をモットーに、リアルな経験をもとに記事を書いています。

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