日清食品ホールディングス(株)様へ育児休業、イクメン推進の取組みについて

平成29年6月9日に日清食品ホールディングス(株)様へ育児休業、イクメン推進の取組みについて、お話を聞かせて頂きました。

 

【ダイバーシティ委員会について】

2015年度には日清食品ホールディングスの女性執行役員をトップに「ダイバーシティ委員会」を設置。2016年を「ダイバーシティ元年」と定め、女性が活躍しやすい職場にするための環境づくりに取り組んできました。変わるチャンスとして、両立支援制度をいくつも導入するなど急ピッチで推進しています。

 

【育児休業や産後の働き方について】

出産・育児による職場復帰率(女性)は100%の実績。

出産前には、妊娠中の社員に対して面談を実施し、会社の制度や産後の働き方についても説明を行っています、職場復帰する前には、面談を行い、復職後の仕事について話し合う場を設けています。また、育児と仕事の両立支援にも力を入れており、仕事で遅くなる時等に使える非常時保育料のサポートや在宅勤務制度など、ママはもちろんパパも利用できる制度・環境作りを進めています。

 

【こども休暇について】

※日清食品HD(株)はこども休暇という制度を設けている。

以前は、産前産後2週間で2日の有給の特別休暇でしたが、現在、こども休暇として、産前2週間前から小学校就学までの5日間の休暇となっています。

 

また、こども休暇に入る男性社員へ部署の上司から日清食品HDオリジナルグッズ(下記画像掲載)ひよこちゃんのデザインの可愛い靴下とスタイを、部署のみんなで祝ってプレゼント。

子育てをみんなで祝う風土ができています!(下記画像掲載)

そのため、男性も配偶者出産特別休暇(こども休暇)の取得率は約70%と高い。

                                 

【男性社員の育児休業について】

ただ、男性の長期育児休業取得に関しては、徐々に取得する人が増えたものの、更なる増加は今後の課題です。

社内イントラ、社内報やダイバシティーHP、ママパパBOOKなどで制度の周知は広げています。男性の育児休業に関しては「1か月なら取りたい」「数週間ならとりたい」という方が多いようです。20代の社員に関しては、70~80%が「育児休業を取りたい」と答えており、彼らのニーズへの対応を検討している。

 

【社外に向けたイベント】

「全日本 育麺(イクメン)メニューコンテスト」

「身近な即席麺を通じて子育てを楽 しみたいお父さん」を「育麺」と名づけ、お父さんと子どもが協力しながら インスタントラーメンを使った料理を作ることで「創造」「楽しさ」「経験」を共有し、父子 の絆を深める機会を提供する、日清食品グループの社会貢献活動です

単発のイベント企画だったため社会的な影響まではなかったが、

・この企画をきっかけに料理を始めるようになった(父親も子どもも)

・食育に興味をもった

・親子(父子)のコミュニケーションが深まった

などの効果は見られたとのことでした。

参加者(約300組の応募)の方は、身近な食材である「インスタントラーメン」を題材にすることで「料理」に関心を持つとともに親子の絆を深めることができたと思います。

 

【これからのイクメン推進について】

イクボス研修、未来のパパママセミナーなど働き方を考える研修も行っています

近々、ダイバーシティ委員会内でイクメンプロジェクトの立ち上げを準備しています。

女性活躍推進、イクメン推進、働き方改革をセットで考え、どの様な立場の社員でも自分らしく幸せに活躍できるようアプローチしていきます。そのためには現場のボスに1人1人の生活や価値観に合ったマネジメントを推進すること、男女問わずメンバーの両立支援の理解者を増やすことが大事だと考えています。

ソフト面から風土を変える取組みも大事だと思っており、会社に家族を連れてくるファミリーデー等各種イベントも実施予定です。

 

思考や環境の多様性を受け入れ、認め合いそして会社全体がその考えに慣れていき、会社の柔軟な働き方、そして風土が変わっていくことを目標に取り組まれています。

 

日清食品ホールディングスさまの今後のイクメン推進の取組みにも期待です!

 

お忙しい中、いろいろとお話を聞かせて頂き本当にありがとうございました!

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