「家庭のために仕事を頑張る!」その結果は…

 皆さんは、「企業戦士」「モーレツ社員」という言葉を知っていますか?

 

これは高度経済成長以降の日本のビジネス界を支え、自らの体や家庭も顧みず、会社や仕事に生活の全てを捧げたサラリーマンを意味する言葉です。

 

幸い、近年は家庭や自分の楽しみを重視することが尊重されつつあり、少しずつ状況は変わってきていると言えます。

 

まだごく僅かではありますが、男性の育児休暇が認められるようになってきたのも、その表れでしょう。

 

しかしながら、「今はまだ仕事が忙しくて、子育ては後回し」と考えているパパも多いのではないでしょうか?

 

実は、この考え方はとても危険です。

 

今だけではなく、20~30年後を見据えて、その決断が正しいのか、今一度、考えてみましょう。

 

 

 

 まず、「育児参加」をしないまま20~30年後を迎えたら、どんな人生になっているか、パパに想像してもらってください。

 

特に会社や仕事を除く、家庭の状態についてです。

 

家族と楽しく団らんしている自分を想像できるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

それまで家にいなかった人が、急に家にいるようになる。

 

これは家に迎える方も、入る方も、なかなか負担に思うことです。

 

さらに、ママの「子育てを手伝ってもらえなかった」という記憶は、年数が経っても消えるものではありません。

 

下手をすると、その恨みが募って、熟年離婚なんてこともあり得るのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、これを言うと、「今だけだから。落ち着いたら、子育てに協力する」というパパもいるかもしれません。

 

しかし、子ども達が、親に向かって抱きついてきてくれるのは、せいぜい10歳くらいまで。

 

それを過ぎても子育てに全く関わらないよりかはマシですが、年齢が上がればあげるほど、子どもと言葉を交わすことすら難しくなってきます。

 

20~30年後、会社というよりどころを失った時に、大切な家庭を自分にとって居心地の良いものにできているか?

 

それは、パパ次第です。

 

まずは、毎日ママや子どもと会話したり、休みの日に遊びに連れていくなど、簡単な子育てからスタートしてもらいましょう。

 

そして、ママはパパと子の大切な潤滑油です。

 

パパが仕事に取り組む姿勢を子ども達に伝え、尊敬を生むことで、パパが不在でも、その存在が子ども達に良い影響を与えるように図りましょう。

 

夫婦のちょっとした歩み寄りで、遠い未来が大きく変わってくるはずです。

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