「子供を産む」、それは女性にとって、体を張った命がけの大仕事です。
そんなことは男性にだって分かっているはず・・
でも、女性にしか分からない心と体のメカニズムまで理解しようとしてくれる男性は、まだまだ少ないと思います。
妊娠中の心と体の変化から始まり、出産や育児の不安・・
そして、出産というお仕事を終えた後に立ちはだかる育児の大変さがあります。
こんな時こそ、夫には妻を助ける多くの仕事があります。
妻にしてみれば、人生の中で一番助けて欲しい時期といっても過言ではないでしょう。
母乳の出が悪いだけで涙が止まらなくなってしまうことや、心無い一言に心が張り裂けそうなぐらい傷ついてしまうといったように、非常に神経が過敏な時期でもあるのです。
だからこそ、いつもイライラ、そして暗くなったり、明るくなったり対応し難いことでしょう。
では夫は、妻に何をしてあげられるのでしょう。
いつもご機嫌取りをしている必要はありません。
妻の心が不安定だからこそ、夫はどっしり構えていれば良いのです。
そして、いつでも助けられる体勢を整えておきましょう。
夫が我が子を愛おしそうにあやす姿や、抱っこしている姿に、妻は「一人で育児をしているわけではない」という安心感を持てます。
妻の1日について話を聞くことは、妻を慰めることにつながり、はけ口にもなるものです。
夫も妻の苦労を知ることができるため、労いの言葉をかけてあげることができます。
そんな育児の中で、夫婦愛は育まれていくのです。
時には、妻を一人で外出させてあげることも必要です。
家にこもりがちの育児は、妻を追い詰めてしまうことがあるためです。
育児ノイローゼになってしまうお母さんが多いことからも、母親が一人で育児をすることには危険が潜んでいるということが分かります。
夫のたくましさは、そんな場面で発揮されるのです。
命を育てるということの大変さと楽しさを、夫婦で共感できるということは、とても幸せなことだと思います。