生理前のイライラ、生理痛の辛さ、妊娠中の不安、産後鬱の症状、更年期など、ホルモンバランスが関係する女性特有の体と心の不調は、あげてみると色々あるということに気付きます。
これらは、男性には体験できないものばかりであるため、理解するのは難しいことです。
それでも、夫婦関係を円満に送るためには、こういった女性特有の症状について理解して欲しいものです。
生理痛など見るからに体調が苦しそうなときは、男性だっていたわってくれるでしょう。
でも、ホルモンバランスの影響からくるどうしようもないイライラなどは、男性側からすると理解することが難しく、簡単に「不機嫌なせい」だとか「性格の問題」だと、誤解されてしまいがち・・
これでは、女性そのものを理解していないことになってしまいます。
妻だけでなく、女性を理解していないということなのです。
この事が原因で、夫婦関係に悪い影響が及んできても不思議ではありません。
また、女性の体は年齢を重ねるごとに変化します。
生理前のイライラは、生理の1.2週間前からはじまるといわれていますが、この症状も年齢を重ねるごとに変化するのです。
例えば、眠気・頭痛に悩まされるケースです。
症状は人によって様々ですが、中には家事をこなすことも不可能なくらい深刻な症状になる人もいるのです。
症状が昔に比べて悪化したというケースもあります。
この不快な症状を月経前症候群(PMS)と呼びます。
こんな時、朝起きられないことや、家事が出来ずに家の中が雑然としているといったこともあるでしょう。
その時、女性の体について理解のない夫なら、妻をとがめてしまうかもしれません。
普段は健康な妻が、突然、家事をしなくなることを、怠けていると思うのです。
更年期障害も、人に理解されにくい症状の1つです。
気分が憂鬱になる・悲観的になる・けんか腰になるなど人によってさまざまな形で症状が現れます。
このように、人によってさまざまな症状となって出てくるだけに、一番近くにいる夫ですら、妻を理解することが難しくなってきます。
ですが、こういった症状が女性特有のものとしてあるということを知っていると、その症状について調べ、理解しようという動きが取れるのです。