ママだけ子育てとパパがいる子育て。子どもにとって何が違う?

 育児に参加しないパパの中には、「ママがいれば、○○(子ども)は大丈夫だから」なんて思っている人がいます。

 

確かに幼児期の母子の結びつきは強く、生活面や心理面でも、母親が育児をした方が、不安がないことの方が多いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、それでは母親の負担が大きくなるだけでなく、本来、子どもが得られるはずだった「父性」を与えない結果になってしまいます。

 

 

それでは、パパがいない育児、「父性」が得られない育児に、どんな影響があるかを考えてみましょう。

 

 

 まず、本来、ママが持つ「母性」は、子の全てを受け入れて、包む力だとされています。

 

これにより、子は心も生活も満たされ、成長できる力を得るのです。

 

それに対し、パパの持つ「父性」は、強く、断ち切る力

 

ママによって守られているものを断ち切り、社会の厳しさを教え、マナーや道徳心、外への適応力を養います。

 

当然、子どもに好かれやすいのはママの方という不条理な結果になりますが、適度な否定・いなされる経験は、子にとって必要なものです。

 

 

 

 また、「父性」の力は、子どもを否定するだけではありません。

 

母親の庇護下にありながらも、外への興味を持つのは、成長の過程の一つ。

 

その時に、冒険心をもって外に出るサポートを行うのは、パパの役割です。

 

先ほどの断ち切る力で畏怖の存在でもある分、こちらの方でしっかり楽しいことを経験させ、尊敬と信頼を得る必要もあります。

 

そうすることで、子どもは外での経験を増やしていくだけでなく、様々な面を持った人間性に触れ、より社会適応力をつけていくのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、これまでパパの持つ力について話をしてきましたが、かといってシングルの方の子育てを否定するものではありません。

 

実は、男性・女性ともに父性・母性を持ってはいるそうで、シングルでも異性の役割を担うことは可能だそうです。

 

しかし、パパとママで役割を分担できる場合はそうした方が、異なる2つの存在の中で、バランスをとる力が子どもに養われ、自己確立を成し遂げやすいとされています。

 

これらのことを考えると、パパが育児参加しない手はありません。

 

男性は論理的な説明に弱いので、一度、しっかりパパ育児の大切さを説明し、育児参加をお願いしてみてはどうでしょう?

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