子育てに限らず、結婚生活を送るうえで、「なんでパパは、私が大変そうでも手伝ってくれないの?」や「どうしてパパは、私の気持ちをわかってくれないの?」といった不満を抱えたことはありませんか?
それは、以前にもご紹介しましたが、
男性と女性とでは脳の使い方に差があるから。
右脳も左脳も上手に使って状況や気持ちを察知できる女性に対し、左右の脳の接触が少ない男性は、「察する」という行為がとても苦手です。
さらに、2つ以上の事を同時にこなすのも不得手なため、テレビやゲームなどに集中していると、もう最悪。
悪気なく、ママの状況に気が付かないどころか、話を聞くことすらできなくなってしまうのです。
それでは、察してもらえない現状を変えるために、ママは何をすれば良いのでしょう?
結論から言うと、パパの男脳の特性をよく理解し、「察して」はやめて、要望を明確に伝えるようにしなければなりません。
なお、その際には、下記のような2つの伝え方の工夫を意識し、実践してみましょう。
工夫1:結論(要望)を話の最初に伝える。
先ほども書きましたが、女性は身近な感情や状況といったものに敏感。
そのため話をする際も、自分が気付いた情報を全て盛り込んでしまい、長話になりがちです。
それに対し男性は、細部にはこだわらず全体を見る俯瞰性にたけています。
それに伴い、全体を把握するための結論を急ぐ傾向があります。
なので、話が長引けば長く程、男性をいらだたせ、主題を見失わせることになってしまうのです。
工夫2:話を始める時間を指定する。
例えば、「子どもの○○について相談したいので、夕食後30分くらい時間ちょうだい。」と、パパに伝えるとします。
これにより、パパが他の行動(テレビやゲームなど)に夢中になるリスクを減らします。
さらに、30分という具体的な数値を出したことで、話し合いの終わりが確定し、だらだら話が続くのを良しとしない男性にとって、話を受け入れやすい状況になるのです。
最後に、察してくれないパパに腹が立つのは、あなたがパパに期待や信頼を寄せているからに他なりません。
そのことを忘れず、パパの得意な方法でコミュニケーションがとれるよう、ママ側も歩み寄ってあげましょう。
きっと、素敵な子育て談義ができるようになりますよ。